この記事では、OCI実務経験1年弱の私がOCI Cloud Operations Professionalに2週間で合格した勉強法を紹介します。
結論から言うと、Oracle My Learnの公式学習コンテンツと演習問題を中心に約15時間勉強し、85%以上のスコアで合格できました。
「OCI Operations Professionalを取りたいけど何から始めればいいか分からない」 「実技試験があると聞いて不安」 「日本語の情報が少なくて困っている」
こんな悩みを持っている方は、ぜひ参考にしてください。
OCI Cloud Operations Professionalとは
OCI Cloud Operations Professionalは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)の運用・管理スキルを証明するOracle認定資格です。
Professional(上位)レベルの資格であり、OCIの監視、ロギング、自動化、運用管理に関する実践的な知識が問われます。
また私が受験したのは2025verですが、受験後にOCIの実技試験のあったものについてはv2としてリニューアルしています。基本的な勉強方法自体は変わらず問題ないかと思いますが、その点ご注意ください。
試験概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | Oracle Cloud Infrastructure 20XX Cloud Operations Professional |
| 試験コード | 1Z0-1067-XX(西暦に応じて変化) |
| 問題数 | 非公開(選択式 + 実技) |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格ライン | 65% |
| 受験料 | $245(2026.4時点) |
| 受験方法 | オンライン受験(自宅)のみ |
| 試験言語 | 日本語・英語 |
特徴的なのは、選択式問題だけでなく実技試験(ハンズオン)が含まれている点です。 実際のOCIコンソールを操作して課題を解く形式のため、座学だけでは対応が難しい試験となっています。
出題範囲
公式に公開されている出題範囲は以下の通りです。
- OCIの可観測性と管理(モニタリング、ロギング、通知)
- リソースの自動化と構成管理(Resource Manager、Ansible)
- OCIコマンドラインインターフェース(OCI CLI)
- Cloud-init / インスタンス構成
- IAMポリシーと認証
- バックアップとリカバリ
- コスト管理と最適化
受験時の私のスペック
まず、私がこの資格を受けた時のスペックを共有します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職種 | クラウドエンジニア(社会人2年目) |
| OCI実務経験 | 約1年 |
| 保有OCI資格 | OCI Architect Professional 取得済み |
| 他クラウド経験 | AWS一部資格取得済み |
| 勉強期間 | 2週間 |
| 勉強時間 | 約20時間 |
OCI Architect Professionalを取得済みだったため、OCIの基本的な概念やサービスについては理解している状態でのスタートでした。
また、業務でOCIを日常的に触っていたことも大きなアドバンテージになりました。
OCI Cloud Operations Professionalを取ろうと思った理由
私がこの資格を取ろうと思った理由は以下の通りです。
- 業務でOCIの運用・監視設計に携わる機会が増えてきた
- OCI Architect Professionalの次のステップとして挑戦したかった
- OCIのProfessional資格を複数取得して専門性を高めたかった
特に、監視やロギングの設計を任されることが増えてきたタイミングだったので、体系的に知識を整理する良い機会だと考えました。
試験結果
先に結果をお伝えします。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 結果 | 合格 |
| スコア | 85%以上 |
| 試験時間 | 時間に余裕あり |
合格ラインが65%なので、かなり余裕を持って合格できました。
ただし、実技試験の問題は「知っているかどうか」がはっきり分かれるため、準備なしで受けると厳しいと思います。
使った教材
私がOCI Cloud Operations Professionalの勉強に使った教材を紹介します。
1. Oracle My Learn(公式学習サイト)
Oracleが提供している無料の公式学習プラットフォームです。
これが最も重要な教材でした。
Oracle My Learnでは、OCI Cloud Operations Professional向けの学習パスが用意されており、以下のコンテンツを利用できます。
- 動画による解説
- ドキュメントベースの学習教材
- 演習問題(Practice Exam)
- 実技シナリオ(ハンズオンラボ)
特に演習問題と実技シナリオは必須です。 本番試験と似た形式の問題が出題されるため、ここをしっかりやっておけば試験の傾向が掴めます。
良かった点:
- 公式なので試験範囲を網羅している
- 無料で利用できる
- 演習問題で本番の傾向が分かる
- 実技シナリオで操作に慣れることができる
注意点:
- 一部英語のコンテンツがある
- 学習パスのボリュームが多いので、全部やろうとすると時間がかかる
アクセス方法:
- Oracle My Learn にアクセス
- Oracleアカウントでログイン(無料で作成可能)
- 「OCI Cloud Operations Professional」で検索
- 学習パスを開始
2. Oracle公式ドキュメント
分からない部分や深掘りしたい部分は、公式ドキュメントで確認しました。
特に以下のサービスについては、ドキュメントを読み込んでおくと良いです。
- Monitoring(メトリクス、アラーム)
- Logging / Logging Analytics
- Notifications / Events
- Resource Manager
- OCI CLI
3. 実機操作(OCIコンソール)
座学だけでなく、実際にOCIコンソールを触って操作に慣れることが重要です。
Oracle My Learnの実技シナリオを、自分のOCIテナントでも同じように操作できるか確認しました。
OCIには無料枠(Always Free)があるので、個人でも無料でテナントを作成して練習できます。
特に重要な操作:
- モニタリングでアラームを作成する
- ロギングを有効化してログを確認する
- Resource ManagerでTerraformスタックを実行する
- OCI CLIでリソースを操作する
- Cloud-initでインスタンスを構成する
4. Udemy講座
補助的にUdemy講座も視聴しましたが、Oracle My Learnの内容で十分だったため、あまり使いませんでした。
OCI初心者の方や、動画で体系的に学びたい方には良いかもしれません。
おすすめの勉強法
教材の使い方を含めた、私の勉強法を紹介します。
ステップ1:Oracle My Learnで学習パスを進める(1週目)
まずはOracle My Learnの学習パスを一通り進めます。
動画やドキュメントでインプットしつつ、演習問題は必ず解くようにしました。
この段階では完璧に理解しなくてもOK。試験範囲の全体像を掴むことを優先します。
ステップ2:実技シナリオを自分でも実行する(1〜2週目)
Oracle My Learnに含まれている実技シナリオを、自分のOCIテナントでも実行できるか確認します。
実技試験では、実際にOCIコンソールを操作して課題を解く必要があります。座学で「知っている」だけでは対応できないため、手を動かして操作に慣れておくことが重要です。
ステップ3:演習問題を繰り返す(2週目)
Oracle My Learnの演習問題を繰り返し解きます。
間違えた問題は、なぜ間違えたのかを公式ドキュメントで確認し、理解を深めます。
ステップ4:苦手分野を公式ドキュメントで補強(2週目後半)
演習問題で苦手だと感じた分野を、公式ドキュメントで重点的に復習します。
私の場合は、Logging AnalyticsとResource Managerの詳細な仕様を確認しました。
勉強スケジュール
私の2週間の勉強スケジュールを公開します。
全体スケジュール
| 期間 | やったこと | 時間 |
|---|---|---|
| 1週目 | Oracle My Learn学習パス + 演習問題 | 8時間 |
| 2週目前半 | 実技シナリオを自分で実行 | 4時間 |
| 2週目後半 | 演習問題復習 + 苦手分野補強 | 3時間 |
| 合計 | — | 約15時間 |
1日のスケジュール例
平日:
- 夜:帰宅後に1時間程度
休日:
- 午前または午後に2〜3時間
業務でOCIを日常的に触っていたこともあり、勉強時間は比較的少なめで済みました。OCI経験が浅い方は、もう少し時間をかけた方が良いかもしれません。
試験当日の流れと注意点
受験方法
OCI資格試験は、オンライン受験(自宅)のみです。テストセンターでは受験できません。
自宅のPCから、専用のブラウザ経由で受験します。
当日の流れ
- 試験予約時間の30分前から受験システムにログイン可能
- 本人確認(Webカメラで顔と身分証明書を撮影)
- 部屋の環境チェック(机の上や周囲をカメラで映す)
- 試験開始(選択式問題 → 実技問題)
- 終了後、すぐに合否が表示される
注意点・失敗談
実技試験のキャッシュ問題に注意!
OCI資格の実技試験では、試験用に用意された専用のテナントとユーザーを使って課題を解きます。
しかし、試験直前に自分のOCI環境を触っていると、ブラウザにキャッシュが残っていて、試験用ではなく自分の環境にログインしてしまうことがあります。
私も最初これで少し混乱しました。
対策:
- 試験前にブラウザのキャッシュをクリアする
- 普段使っているブラウザとは別のブラウザを使う
- シークレットモード(プライベートブラウズ)で受験する
その他の注意点
- 静かな環境で受験する(周囲の音が入るとNG)
- Webカメラ・マイク付きのPCが必要
- デュアルモニターは禁止(シングルモニターで受験)
- 試験中は席を離れない
試験の難易度と感想
全体的な難易度
やや難しいという印象でした。
選択式問題は、Architect Professionalと比べると運用寄りの内容が多く、以下のようなトピックが出題されました。
- モニタリング・アラームの設定
- ロギングの構成
- OCI CLIのコマンド
- IAMポリシーの記述
- Cloud-initの設定
- Resource Manager(Terraform)
実務でこれらを触っていれば解ける問題が多いですが、座学だけで対応するのは難しいと感じました。
実技試験について
実技試験は、実際のOCIコンソールを操作して課題を解く形式です。
具体的な内容は言えませんが、Oracle My Learnの実技シナリオをしっかりやっておけば対応できるレベルでした。
「こういう構成を作ってください」という指示に対して、実際に操作して作成できるかが問われます。
時間配分
90分の試験時間に対して、時間には余裕がありました。
選択式問題は1問1〜2分で解けるものが多く、実技問題に十分な時間を残せました。
ただし、実技問題は操作に慣れていないと時間がかかる可能性があるので、事前の練習が重要です。
まとめ:OCI Cloud Operations Professionalに合格するためのポイント
最後に、OCI Cloud Operations Professionalに合格するためのポイントをまとめます。
- Oracle My Learnの学習パスと演習問題を活用する
- 実技シナリオを自分のテナントでも実行して操作に慣れる
- OCI CLIやResource Managerなど、運用系のサービスを重点的に学習する
- 試験前にブラウザのキャッシュをクリアする
OCI Cloud Operations Professionalは、実技試験があるため座学だけでは対応が難しい資格です。
しかし、Oracle My Learnという無料の公式教材が充実しているので、正しく活用すれば2週間程度の勉強で十分に合格可能です。
特にOCI実務経験がある方は、業務で触っている知識がそのまま活かせるため、比較的短期間で合格できると思います。
これから受験する方は、ぜひこの記事を参考に勉強を進めてみてください。応援しています!
